浦和駅からバスに乗るとすいすい到着できるはずだったが、HPにあったのが古い情報だったらしく、ずばり近くへ行く路線が発見できない。
だいたいいいんじゃないかと目星を付け、適当な路線に乗った……と細かく書いていくと長大になる上に、この日は山田本の取材でもあったので 詳細はそこに書かれることであろう。特捜班は苦難の末、かかし公園へたどり着いたのである。
目的は園内にある案山子像であった。
唱歌「案山子」発祥の地としてブロンズ像が立てられているのだ。
山田の中の一本足の案山子~というアレである。
記念写真 |
古事記に寄ると案山子は久延毘古(くえびこ)という神とされ、霊を祓う意味で田畑に存在する。
ただ突っ立っている鳥避けの道具ではない。
山田はかかしのマークを創業時から採用していて、その回転看板はいまもトレードマーク。
ロードサイドで霊を祓う役割を担っているのだ。知らないが。
いずれにせよ山田と案山子は切っても切り離せない関係があり、
特捜班が本格的な山田調査を開始するために、必ず訪問する必要があったのだ。
案山子の像は少し哀しげな表情をしており、 そこがまた特捜班の胸を熱くさせるのだった。 |
無事に目的を達した我々は、徒歩で最寄りの山田へ。
歩きに歩いた後だけにヨロコビもひとしお、冷房が効いているのもありがたい。
冷うどんメニューを一気呵成に食べてしまった。
山田うどん大間木店 |
(北尾トロ)